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料理人や釣り人の間で注目されている仕立てる手法「津本式」をご存知でしょうか。雑誌掲載やSNSの拡散で瞬く間に魚好きの人たちにとって話題となった津本さんが、なんと地上波に登場!しかも、櫻井翔さんの1億3000万人のSHOWチャンネルに葉加瀬太郎さん、みやぞんさんと共演。一気に、芸能人のようになった感じかします…!はたして、どんな内容だったのでしょうか。
見逃してしまった方はTVerで見ることができます!!
https://plus.tver.jp/news/ntvtopics_123663/detail/
津本式とは
津本式は大きく分けて「締める」「血抜き」「熟成」から構成されており、なかでもホースを用いて腎臓から血管全体に水を流し込み、血を溶かしていく血抜きは「究極の血抜き」と呼ばれており、これをするだけでも食味は大きく変わるというのが特徴です。特に津本式の究極の血抜きは、(魚にもよりますが)10日前後、熟成させることで旨味がさらに増幅すると言うものです。
締めるって?
まず締める行為には「脳締め」「神経締め」 の大きく2つがあります。この行程だけでもそれぞれいくつかステップがあります。順序はまずは魚が釣れたらナイフやピックを使って「脳締め」を行い魚を脳死状態にします。その次に「神経締め用のワイヤーや津本式ポンプを使って神経を潰したり抜いたりします。
残念ながら1億3000万人のSHOWチャンネルではこの工程がバッサリカットでした・・・。ここが大事なのにな〜と思いながら見ていたら津本さんもインスタで同じようなことおっしゃってました(笑)人によってはエグいからかな。コンプラ!!
ハピソン(Hapyson) 【津本式】血抜きポンプ YH-350 価格:20,058円 |
価格:1,496円 |
なぜ脳死状態にさせるか
脳締めをすると魚がバタバタ動けなくなります。即殺というやつです。
締める→血抜きの行程を進めるにあたって締める前に血抜きを試みると魚は痛みを伴ってバタバタ動きます。
動き回ることで魚がストレスを莫大に抱えせっかく美味しく食べられる身なのにどんどん美味しく無くなっていきます。
まず脳締めで動けなくすることで魚に余分なエネルギーを使わせなずストレスを与えないことができます。
なので、まず初めに脳を締めて楽にさせてあげましょう。
当たり前ですが魚は元々、水中の生き物。陸に上げられてエネルギーがどんどんなくなり不味くなります。
エネルギーがある=活がいいと言う感じで考えると、エネルギーを保ったまま締めて活きがいい状態を保つと言うことです。
締めの手順
脳締めの後に神経締めをしましょう。脳締めをした後でも動きは完全に止まりません。
これを完全に止めてしまうために脳締めの際に穴を開けた部分からワイヤーを差し込み2~3回動かして神経を壊します。脳が死んでからの方が動きが弱まるので、その流れで神経まで締めるとより美味しく魚の命をいただくことができます。ここまでの流れをいかにスムーズに行えるかも重要です。
締めた後は血抜き
締めた後はすかさず血抜きをしましょう。合ってる合ってないもありますが、血抜きの仕方は漁師さんや釣り人によって様々です。津本式で紹介されている血抜き方法は背骨とエラの付け根に刃物を入れます。
背骨の下にある血管と腎臓と切断すると解説されています。
ここをスパッと切るだけで血がジワ〜っと出てきます。
これだけでは血は抜けていかないので、切った部分に指を入れてエラを掴むような感じで(できれば)冷水に浸けてフリフリします。魚種によりますが大物であればあるほど長く複数回フリフリして血を流します。
良く釣り場でバケツから尻尾がピンと出ている光景を見ますが、放置しているだけでは血は固まる一方です。
バケツの見た目は水が赤くなっているので抜けてる感があるだけです。
できれば冷水と記載したのは、出血した時点で体温が、グーーンと急上昇します。
人肌でさえ火傷すると言われているので体温が2〜3℃上がった状態で常温の水に浸けているだけでは確実に身は劣化していきます。
なので、冷水に浸けて体温の急上昇をできるだけ抑えるようにしましょう。
そんなちょっとしたことで?と思われるかもしれませんが、ちょっとしたことで旨い魚を食べられるかどうか決まるのであれば、やらない手はないと思います。
そもそも自分が釣ったの命なんだからできる限り最上の状態で頂きましょうよ。
それが、命に対する礼儀だと思います。
釣り場で究極の血抜きをするなら
釣り場(特に陸っぱり)だとフリフリ後に同じ場所にホースを突っ込んで水を流し込み身をパンパンにさせることが難しいと思いますが、ハピソンさんから発売されているポンプやノズルを活用してみてください。
そこまでお金をかける余裕が・・・と言う方は、フリフリと冷やし込みまでをしっかり行ってから持ち帰って自宅の水場などで究極の血抜きを試してみてください。
持ち帰って熟成してみよう
しっかりと締めて血抜きができたら熟成させてみましょう。
もちろん釣ったその夜にすぐ食べるのも全然ありっちゃありです!
そんな方は半身だけ使ってもう半身は熟成させてみると違いが楽しめて良いかも知れません。
熟成方法も世の中には諸説あったりするのですが津本式では、まず「切ったところから身は腐っていくので極力、切り口(面積)を少なくする」ことが重要とされています。
熟成させる際に、キッチンペーパーを使ったりすることもありますがおすすめなのは、魚の熟成用のシートをお試しください。水分を吸い取りすぎても吸い取らなさすぎてもダメな熟成。←ここで失敗してダメにしちゃう人が多い。
このシートはプロも御用達で、くるくるっと巻いて袋に入れて空気を抜くだけですのでめちゃくちゃ扱いやすいです。
グリーンパーチロール50m巻 ボックスタイプ パーチペーパー グリーンパーチ 魚の熟成 包装紙 耐湿紙 耐水紙 おさかなパックン 魚を包む緑の紙 価格:5,980円 |
津本式アイテム
津本式ではより美味しく魚を「仕立てる」ための方法や道具を紹介されています。
例えば、仕立て専用の包丁 津本式包丁 は柄の部分が握りやすいだけでなく魚のエラを切り出す際にフィットした刃先や尻尾の方の血管が見えるように切れ込みを入れる際に、刃元がちょうど良い角度になっていたりと経験値が詰まった計算し尽くされた代物です。
ぜひ、サイトの方も見てほしいです!
仕立てた魚はどこで食べられる?
これだけ旨いと言われれば、津本式で仕立てられた魚を食べたくなりませんか?笑
でも自分は釣りをしない。するけどなかなか釣れないなんていう僕みたいな人におすすめなのがこちらのサービスです。
【津本式 旨味魚】
津本光弘さんを始めとした仕立て師の手によって仕立てられた魚を購入することができます。
美味しい食べ方なんかも紹介されているので、これだけでも価値ありですね〜!
動く津本さんを見る
締め方や血抜き方法は文字ではなかなか理解が難しいと思います。僕はこちらの津本式チャンネルの動画でたくさん勉強しました。
https://www.youtube.com/channel/UCeRYlwTRUJGXC25hFbw2SoA
ちょっと古いですがブリをおろしている動画がありますので、これは僕もよく拝見していました!
究極の血抜きは常にハイスピードでアップデートされているので、できれば最新の動画を見ていただくことをことをおすすめします!!
津本光弘さんのSNSアカウント
ストーリーズの更新が多めですが本当に講演や実演会、プロジェクトの打ち合わせ、メディア出演などいろいろなことで日本中を飛び回っていらっしゃって、なんだか僕の方まで「もっと頑張ろう!」と思わせてくれる津本さんの人間味?をインスタを通して感じています。僭越ながらフォローおすすめです!!
アカウント:tsumotoshiki
1億3000万人のSHOWチャンネルの出演後の投稿はこちらです!
命を大切にしてもらいたい。
番組内で津本さんもおっしゃってましたが、僕も本当にこの意見に大賛成です。
YouTubeの動画内でも見ることができるのですが、今の津本式に行き着くまでに津本さんご本人が職場で感じていたことが大きく起因しています。
またよくYouTubeでの発言もされていますが「この●●の魚が不味いとか言ってる人いるけど、不味くしてるのは人間。ちゃんと処理して仕立てたら美味しくなる」っておっしゃっていて、魚に対する愛情や命をリスペクトする気持ちが本当に素晴らしいと思っています。
YouTuberの中には、いろんな締め方や血抜きの仕方をされている方々がいらっしゃいて時折、津本さんを批判されたりすることがあるのですが、その方達についてどう思うかと聞かれたとき「面白いことしてるんだから勝手にやったら良いのにね」っていうスタンスも好きです(笑)
いかがでしたでしょうか?
津本式を知って感動してからファンになってしまった僕からすると、1億3000万人のSHOWチャンネルでの放送内容ではカットされていた部分が多すぎて、「これが究極の血抜きと思って欲しくない!」と言う思いから書かせていただきました。
露出が増えるとそれなりに意見は出る世の中だと思いますが、これからも応援させていただきたいと思います!
でも、番組を通して多くの人に命を大切にすることの重要さや、魚を美味しく食べる方が色々あると言うことを知ってもらうことも大事だったりしますね。(誰が言うてんねんって話ですが)今日はこれで以上です!
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