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カブトムシを幼虫から育てる方法を実況します(卵から孵化まで編)

カブトムシ 飼育

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卵が産まれました。

息子が幼稚園で抽選して奇跡的に当たったカブトムシのカップル。
♂(名前はキュウリ)と♀(名前はスイカ)です。
小さな飼育ケースに土だけ入った状態で、ゼリー15個くらいもらってきました。

仲良く半身埋まってますね

あまりに殺風景だったのでコーナンで中に入れる木を買って庭に落ちていた木の葉を蒔きました。
ゼリーの取り合いばかりするのでカットしたバナナも、ぶち込んでおきます。
この時点で既に飼育係は息子3:僕7くらいの割合です(笑)

産まれた卵の写真

ある夜、飼育ケースでガサゴソしてるな〜。と気になって見てみると
本当にガソゴソしてました。まぁ若い(?)男女が一つ屋根の下なんでその辺は多めに見ましょう。
そして、それから3〜4日くらい経ったくらいでしょうか。ケースの端っこに白い玉のようなものが!

慌てて、サーティーワンことヴァスキンロビンソンのスプーンで救って
別の飼育ケースに土を敷き詰めたところに移動させました。
この写真が発見した卵第一号です。ちっちゃくてかわいい!
気をつけて見ておかないと見落としてしまうレベルです。


どの飼育ブログでも書かれていることなので、そこまで書きませんが
卵はとてもデリケートなため直接、手で触れてあげないでくださいね。
人間の手指の皮脂や温度で卵が弱ったり傷ついて孵化後、長く生きられない可能性が高くなります。

産卵された卵の数

その日、以降も注意して飼育ケースの底とかも探してみると他にもポロポロ出てきて、
合計なんと50個


なかなか頑張ったね、キュウリとスイカ。特にお母さんのスイカは大変だったやろな。
しかし、こんなポポポン!と産まれるとは知らなかったので驚きました。
卵は中くらいの飼育ケースとプリンカップに分けて孵化するまで様子を見ることにしました。


カップを使った方が外からよく見えておすすめですよ。
縁側の土に穴を開けて卵同士の間隔も空けてあげれば大体、1つのカップに
6〜7個の卵は入れることができると思います。


つまり、詳しくは他の方のブログでも紹介されているので、そちらをご参照あれ(他力)
あと、夏場なので表面が乾きすぎないように霧吹きで土を湿らせてあげるといいです。
地域や保管場所によるけど1日2〜3回くらいやっておけば大丈夫かと。

孵化にかかった日数

卵が産まれてから7〜8日くらいで小さな幼虫が姿を見せてくれました。
大体、みんな同じくらいのタイミングで出てきましたが1〜2個くらいは
少し遅れて孵化しました。個体差ありなのですね。


僕の場合は幸い全ての卵が孵化してくれましたけど、悲しいかな、
中には卵の状態で茶色くなったり黒くなったり、形が変形して産まれてこれない子もいるようです。
幼虫は土をバクバク食べて、日に日に大きくなっていきます。
この辺の成長は子供にもいい勉強になると思うので是非、一緒に観察したりするのをおすすめします。

これは孵化して10日後の写真です

孵化後の準備で大変だったこと

前述の通り50個も卵があるので、その分、幼虫も孵化しました。
どんどん成長していくので10日後くらいにはもうプリンカップじゃ狭くなってしまいます。
次の住まいを用意するのが遅れると、幼虫の土を食べる速度や成長速度に間に合わないので
孵化した段階でもう、次のステップは準備しておくべきでした。


作業としては中〜大くらいの飼育ケースを用意して、それぞに土を入れて湿らせる。
だけなんですが、これがそこそこ手間な作業でした。

ケースをどこに置くか問題などなど。
ネットで土を注文するにもどれが良いのか分からず調べるのに結構時間がかかりました。

購入したもの(ケース編)

幼虫(1令虫とか2令虫の初期くらい)だと、必要なものはこんなもの。
わざわざ書くかっていうレベルなんですが、一応。

  • 飼育ケース(中〜大サイズ)
  • 土(マットと言われるもの)

孵化した幼虫の個数にもよるので、あくまで目安にしてもらえると助かります。
50匹をまとめて1つのケースに入れるのはちょっと無理があるので、2〜3個コーナンで買いました。


例えば、フタが網目になってるやつのは通気性がいいですけど、コバエが侵入して沸きやすいので
フタとケースの間に、キリで穴を開けた新聞紙を噛ませると通気性も失われず
侵入を最小限に防げるので室内で飼われている方は、特にその方法がおすすめです。
飼育ケースのサイズは、どうせ幼虫も大きくなっていくので
初めから大きいのを買っておいた方が後々、買い足ししなくて良いと思います。


ガチで飼育する方ならば、使い道もあるでしょうけど一般人が、そんなたくさん必要ないと思うので。
プロ仕様みたいなやつで、高いくて良いやつもたくさんあるんですが、その辺はお財布と相談ですね(笑)
多分、色々お調べになられている方はよく聞く「コバエシャッターw」

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僕が購入したのは、よく見る感じの虫かご?的なものですね。
ホームセンターに行けば、もっと安いあるし、全然やれますよ!

購入したもの(土編)

次に重要なのが土(マットと言われるもの)ですよね。
むしろこれだけあれば入れ物なんてなんでも良いかも(笑)
土の量(リットル)は、容器に合わせて調整してください。大体、3分の2も土が入っていれば十分でした。
市販されている土は小さいものは5リットルからあるので、
量的に足りるか心配な方はちょっと多めに買って余るくらいがいいかと思います。


育てる過程で何度か土を替えたりすることがあるので、成長段階にもよりますが
ちょうどいい土の量がわかれば、ある程度は計画的に土の購入ができますね👍


フジコンさんか、マルカンさんが良く見るメーカーでビギナーでも扱いやすい商品なんじゃないかな?
他に、プロ仕様でいろんなメーカーさんがあったり自作の土を販売されている方もいるので
その辺をご購入いただくか、こだわっていきたい方は調べてブレンドするのもいいかも。(自己責任です)

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大きく育ってほしいのはわかります。YouTubeやブログを見たりして、くれぐれも配合には注意しましょうね

マットの注意点

これも、どの飼育系ブログでも書かれていることなので
改めて教科書的なことはあえて書かず、個人的な経験を書くのでご参考までに。

市販のマットは、メーカーによって配合しているものも違えば、製造時期も違う。
製造時期だけでなく保存期間も保管場所も異なります。
マットの中にはバクテリアちゃんがたくさん入っていたりするので、高温多湿な場所だと
再発酵して自宅に届いて開封した時に、悪魔的な異臭がすることがあります。


その状態はガスが充満しているのと同じなので幼虫にとっては、とても息苦く辛いです。
弱ってしまったり最悪の場合、★になります。

なんか某Amazon様は保管が雑?とか口コミで見かけましたがそんなものは倉庫管理業者によって
仕事のクオリティに違いがあって当然なので一概にAmazonが悪いというのは間違っていると思います。

僕は、今のところいろんなメーカーさんのマットを夏、秋、冬と買っていますが
同じメーカーでも時期が違えば状態が良かった時もあるし、匂いがキツイなって思う時もありました。

よく、ブログとかYouTubeでも「森の匂いがします」とか「ワインのような匂いがします」とか
言われますが田舎育ちじゃないとわからなくない?!w

マット状態を良くする鉄板方法


なので個人的な鉄則は、

どんなマットであろうがお日様に当てて一度、干しする。

正直、めんどくさいし場所も取っちゃうので家庭内批難GOGOだと思うんですが・・・
後述別の記事で紹介しますが、マジで再発酵マットで飼うとロクなことがないです!
虫たちの命にダイレクトに関わります。マジでバシバシ★なっていきます。
せっかく産まれてこれたのに、こんな悲しい経験はないですよ。

人間(親)がめんどくさがらず、ちょっと頑張るだけで救われる命があります!
自分の子供だと考えたらちゃんとやろうと思いませんか?
失敗談からなので僕は偉そうなこと言えませんし、虫たちにも申し訳なかったと今でも思っています。

だから、これを読んでくださった方は少しでもいいので行動に移してほしいです。
特に初めて飼育される方は、「わからんし適当にしよ」じゃなくて
「これくらいやったら十分!」って言えるくらい調べて干してやってください。

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土替えについては別の記事でご紹介。

本日の記事では、産卵から孵化、幼虫の初期状態までをご覧いただき準備するものなどを紹介しました。
幼虫のレベルで言うと「1令幼虫」と言われる段階ですね。
ここから幼虫は秋にかけて土を食べまくって、大量に糞を出しまくり、急激に大きくなっていきます。
そこで重要になってくるのが『土替え』です。次回の記事では、実際に僕がやってみた土かえと
幼虫たちの変化についてまとめます。
気になる方は、よろしければそちらも読んでいただけたら嬉しいです。

ちなみに、どこからが2令でどこからが3令なのか、知りたい方は
月夜野きのこ園さんの記事を引用させていただきURLを貼っておきますのでこちら、ご覧くださいねw

クワガタやカブトムシの幼虫は、卵から孵化した後初めて幼虫になるわけですが、この幼虫の期間が3段階に分けられます。幼虫は脱皮を繰り返し、その都度次の段階に入っていきます。

https://www.tsukiyono.co.jp/stag2/2016/03/23/%E3%82%AF%E3%83%AF%E3%82%AC%E3%82%BF%EF%BC%86%E3%82%AB%E3%83%96%E3%83%88%E3%83%A0%E3%82%B7%EF%BC%9A%E5%B9%BC%E8%99%AB%E6%99%82%E3%81%AE%E4%BB%A4%E6%95%B0%EF%BC%88%E3%82%8C%E3%81%84%E3%81%99%E3%81%86/

以上です。


ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございました!
なお、紹介させていただいた方法はあくまでも僕個人の見解であり、
当時の幼虫の状態にとって100%ベストだったかと言われると、
素人の域を出ませんので正しいかどうかは正直、分かりません。


でも、どうにかしてこの命を繋いでいきたいという想いで、初めてのことで調べまくって
自分なりに考え色々とアレンジした結果であることは変わりありません。

その時に、勉強させていたいた先人のブログやYouTubeには
程遠い情報のクオリティだと思いますが当時の僕が助けられたように
これを読んでいただいた方が少しでも多く判断材料を得ることができて
飼育に役立ててもらいつつ、虫たちの助けにもなれば幸いです。

他にも、色々と書き綴ってますので、よろしければ応援ブクマやお知り合いに拡散お願いします👏

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